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2014/11/27

Countertransference by Ligyung

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<Flower&Dining Producer 加東亜希子 公式ブログ>

食空間プロデューサー 加東亜希子の

「華のある暮らし」の日々をお伝えしています。

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銀座エルメスにて開催中の
リギョン「逆転移」展へ
行ってまいりました。

韓国在住の女性アーティスト、リギョンは
初期から一貫して
光をテーマにした作品制作を行っています。

今回は光を体感するアート
2点が紹介されています。

一つ目は、2001年制作の
「善悪の知恵の木」。

強い光源の灯りがともされた
真っ白な空間。
一歩中に足を踏み入れると
まるで吹雪の雪景色のなかに
ひとり取り残されたよう。
前後左右の感覚を失い、
その中でも目を凝らそうとして
眉間にしわが寄ってしまいます。

エルメスのパンフレット曰く
'見えないものを見ようとする
人間の本能的な衝動を形にしたような'
作品です。

2作品目は、新作「蛇の口づけ」は、
'不可視性そのものを表現することに
焦点が当てられている'作品。

靴を脱ぎ、
まるで漆器の螺鈿細工のような
素材のタイルが敷き詰められた空間に
足を踏み入れます。

シンプルなスポットライトがあるだけ。
壁面には美しくも悲しい物語が
語られています。

天井まであるブロックガラスから
伝わる陽の光や街灯の明かりが
神秘的に思えてくるから不思議です。

滑りやすい螺鈿細工の床を
慎重に歩を進めると
自分のものか、
スピーカーから流れるサウンドなのか
判別出来ない物音と
同じものは二度とない
瞬間の光を敏感に
感じ取ることが出来ました。

'目には見えないけれどもたしかに
そこにある太陽の光を描くこと'を
作家は目指しているとのこと。

そんな光のインスタレーションを
肌で感じることのできる空間です。


2015年1月7日迄
銀座メゾンエルメス 8階フォーラムにて
開催中です。

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