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2011/01/30

「美味礼賛」

 

「禽獣は餌を食らい、人間は食べる。

しかし、教養ある者のみ、その食べかたを知る」

 

テーブルコーディネートを勉強し始めたころ、

この言葉がとても心に残りました。

 

この言葉は18世紀の政治家、

ブリア=サヴァランというフランス人の言葉です。

 

しかし、この人は政治家というよりも

彼の死の2か月前に発刊された

著書「PHYSIOLOGIE DU GOUT(味覚の生理学*)」により

むしろ、美食家としてのちに有名になりました。

(*原題直訳:

『味覚の生理学、或いは、超越的ガストロノミーをめぐる瞑想録

文科学の会員である一教授によりパリの食通たちに捧げられる

理論的、歴史的、時事的著述』)

晩年の彼は、社交の世界で美食家として名だたる存在になり

その交流をもとにあらゆる「食」についての考察をまとめた本です。

 

かなりのボリュームがあり

すべてを読むにはかなりの時間がかかりました。

しかも後半は、読んでいるだけでおなかが空いてくる

レシピ集のページ。

とてもユニークで興味深かったのは

お疲れランク順にレシピの異なる「元気の素スープ」。

これは実際に作ってみたいと思いました

(ただし、かなり本格的で手間ひまのかかるレシピなので

そう簡単に試せるものではありません

 

この本を読むことによって得られたのは、なにより

「食」に対する興味がますます深まったこと。

 

食や食事をする空間をご提案するという

この仕事をするうえで

人間として、あるべき姿で「食」ができるよう

これからも心がけていきたいと思いました

 

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