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2010/11/16

「葬送」

1114

約1カ月の間、ベッドタイムストーリーとして

私の枕もとを共にしていた

平野啓一郎「葬送」

無事、完読しました

 

この小説は

作曲家ショパンを描いたもので、

既にパリで成功を収めたのちの

華やかな生活を送っている彼の日常が

事細かに描かれています。

もう一人の主役は、

同じ時代を生きた画家・ドラクロワ。

リアルに描かれた時代背景と人物像は

読んでいるうちにみるみる

当時の世界へと引き込まれます。

 

ショパンの愛人・サンド夫人やその家族との確執や

自身の音楽活動にまつわる描写、

最後に事切れる瞬間までも。

さらに、ドラクロアも同様に、

ショパンとの友好、画家活動のこと。。

細やかに丁寧に描かれた物語が、

文庫本4冊にわたっています。   

 

本を読んでいるうちに、ショパンの曲を聞きたくなります

タイトルにもある「葬送」、「革命」をはじめ、

遺言で彼自身が熱望したモーツァルトの「葬送行進曲」

ドラクロワの語ったベートーヴェン「田園」・・・などなど。

 

読書の秋、クラシックの秋。一緒に楽しめました

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